「地上で戦争がはじまったとき

男爵も戦争に行かなければならなくなりました。

そこで、男爵も砲弾になるものをさがしました。

重くて、あたったらガツーンといたいもの・・・。

これだ、ぶあつい辞書だ。十二巻の百科事典だ。」

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小説を落とすと、敵の隊長は夜どおし本を読んで、戦いの命令はストップしました。

天文学の本を落とすと、兵士は星ばかり見張るようになりました。

小説のはじめの半分を味方の陣地に落とし、のこりの半分を敵の陣地に落とし、お互いに話をするきっかけをつくりました。

家族からの手紙を落としました。味方の兵士への手紙は敵の陣地に。敵の兵士への手紙は味方の陣地に。

兵士はみな心をうたれました。

もちろん、戦争は終わりました。