「デザインあ展」の40作品の中から特に好きな作品5と、「クリエイターズトーク」で心に残った言葉を紹介します。

 

梅干しのきもち

『大きな箱に開いたあなに顔をいれてみてください。

梅干しのきもちが分かるかもしれません。』

 

梅干し目線

 

くうかんの入口

『いろんなたかさ、いろんなはば。

あなたにぴったりの「入口」をえらんで部屋の中に入ってみよう!』

思わずクスッと笑ってしまう入口もあります。

 

「茶室のにじり口」の下に、Gの入口までありました!

 

ちょうどいい

巨大サイズから一粒サイズのいくらのお寿司

「ちょうどいいサイズはこのへん」と選ぶのは、経験からなのか、自分の手や口のサイズ感からなのか、不思議。

 

まぐろのお寿司

 

目には「め」を 歯には「は」を

『「なまえ」は、あらゆるものごとを区別し、意味を切り分けています。

わたしたちが見ている世界をことばにおきかえることで、ものとなまえの関係を観察します』

遠くから見ると子どもの写真ですが、近くに寄ると「まゆげ」「まぶた」「なみだぶくろ」などの文字でできていました。

スーラの点描画をヒントに作られたそうです。

教室の風景が、「えんぴつけずり」「はさみ」「ぶんどき」などからできています。

 

たまごの変身

『スタートは同じたまごでも、調理の仕方や手順がかわれば、ゴールは全くちがうすがたでお弁当にいろどります。

たまごがさまざまに変化していく様子を観察します。』

食品サンプルのイワサキさんが技術協力となっています。

卵焼きの途中経過のリアル感が、さすがです。

 

体感の部屋

四方の壁いっぱいに映し出される映像と音楽がシンクロして、すごくおもしろいです。

『「あ」のテーマ』

モノを分解していく『解散!』

紋がかっこいい『森羅万象』

モヤモヤするぎりぎりラインからスッキリ解放される『ガマンぎりぎりライン』

どれも必見です。

 

クリエイターズトーク「あイデアのつくりかた」

佐藤卓さん、中村勇吾さん、「デザインあ」番組プロデューサー、14名のクリエイターが「あイデアのつくりかた」について、お話されました。

・制作会議では、100案ぐらいを提案する。寝起きの布団の中で思いつくことも多いので、すぐ書けるようにメモ帳を準備してある。

・街の中のいろんなものが文字に見えて、困っている。

・自由につくるより、ルールや制約の中で可能性を探る方が広がる。(俳句の五七五のように)

・デザイナー、エンジニアなどいろんなモードで見る。

・自分が好きなことをシンプルにデザインに落とし込む。小さいころ、冷蔵庫の開け閉めで、ランプが点いたり消えたりするのを見ていたことが、「ガマンぎりぎりライン」に活かされている。

・広告は、売る側と見る側の両方の喜びがあるものをつくる。

・おもしろいものを見つけた嬉しさを、どうやって人に伝えるか。仕組みや道筋をつくり、プログラミングをすることもアイデアの積み重ね。

・ボールを投げる人(アイデアを思いつく人)、ボールを打ち返す人(技術でアイデアを実現する人)の両方が必要。

・美大出身者のクリエイターは、感性を大事にする。理系出身者のクリエイターは、とにかく調べ尽くしてその分野を勉強することから始める。

・「それがなぜ好きか」を突き詰めて、自己発見する。

・より明確に、より本質に近づき、一番伝わる形にする。

・小さいころ夢中で穴を掘っていたように、予算に関係なく好きなことを勝手にする。

・アートは、分かる人には分かるもの。デザインは、みんなに分かりやすいもの。

・ピンチのときは、耳の後ろにシャワーを当てる。「ザー」というノイズから言葉が聞こえることがある。(ホワイトノイズは、あらゆる周波数をふくんだ雑音だから、そこから言葉をすくい上げる。リラックス効果もある。)

・煮詰まったときは、「何がおもしろい?」「どうしたら面白くなる?」という本質に戻る。

 

まとめ

「みる」「考える」「つくる」のデザインマインドを体験できる展覧会です。

百聞は一見に如かず。

ぜひ富山県美術館へ!